【連載】メモリアルイヤー作曲家演奏会のあゆみ
こんにちは
当演奏会、メモリアルイヤー作曲家演奏会ですが、そもそもどんな演奏会で、どういう経緯で成立したのかご存知の方は少ないかと思います。そこで、旗揚げ人かつ現プロデューサーの安達が連載形式でメモリアルイヤー作曲家演奏会が今に至るまでの歴史を、個人的な感想などを含めながらご紹介したいと思います。今回は、前身の演奏会が立ち上がるまでのお話...
①発足前
メモリアルイヤーの作曲家の作品を取り上げて、各地の演奏者を集めて演奏する。これらのコンセプトは2つの演奏会を参考にしたものでした。
2015年。当時大学1年だった私は、信州大学交響楽団(通称:信大オケ)に所属していました。その夏、OGからお誘いを受けて「オーケストラの会」というイベントに参加しました。前日夜と当日午前のリハーサルのみで本番に臨むという企画で、演奏者が各地から集まるオフ会的要素も持っていました。
同じ夏、今度は先輩が出演する室内楽コンサート「バッハ生誕330周年記念演奏会」という演奏会がありました。ありがちな企画ではありましたが、他の編成用に編曲されたものを演奏するなど意欲的な演奏会だった記憶があります。
この2つの演奏会をモデルに、翌2016年にモーツァルト生誕260周年記念演奏会を開催しました。オーケストラは信州大学交響楽団の先輩方や同期に声をかけて、そこに高校生、長野県内や東京の知り合いを含めたメンバー構成でした。演奏会とは言うものの、オフ会的な要素に重きを置いていたので広報活動は全くせずに本番を迎えましたが、100名以上の方にご来場頂いたことを覚えています。(コンビニで100枚だけ印刷した紹介冊子が無くなってしまったので。)
メモリアルイヤー作曲家演奏会の元となった演奏会はこうした経緯で行われました。この基本的なコンセプトは今でも続いており、エネルギーある若手アマチュア(学生の若手)中心に各地からメンバーが集まってオフ会の雰囲気でありながらも良い演奏ができれば良いなと思っています。
次回もお楽しみに!
文責 安達